漆芸家・十時啓悦(ととき・あきよし)先生の根来丸盆です。
根来塗(ねごろぬり)は、下地に黒漆を使い、仕上げに朱塗を施す技法です。根来塗は日本の本州の中央からやや西寄り、紀伊半島を中心に中世から作られてきた漆器で、堅牢かつ良質なことから、日常の生活用具として用いられてきました。使うほどにつやが増し、長年の使用で表面の朱塗りが擦れると、下地の黒漆が模様のように現れてきて、かえって味わい深い色調になってくるところが魅力です。
38㎝という大きさは、大は小を兼ねるというように、来客や季節の集まりごとなどで活躍しそうです。
盆としての用途のみならず果物を置いたり盛り盆としても重宝しそうです。
【 ご購入時の注意 】
ひとつひとつ手仕事のため寸法はおおよそのものとお考えください。
ブラウザーやモニターなど閲覧環境によって実際の色と多少異なって見えてしまうこともございます。あらかじめご了承ください。
※ご購入前にご利用規約を必ずご確認の上ご購入お願いいたします。
※商品の交換、ご返品は一切お受けできません。
【 サイズ 】 約W38㎝×D38㎝×H2.2㎝
手づくりのため、サイズ表記は目安としてご確認ください。
【重量】500g
【 材質、塗り 】 木、漆
【お手入れ 】
・汚れたときは水洗いして、風通しの良い場所でよく乾かしてください。
<作り手について>
十時啓悦(漆)/akiyoshi todoki
1950 年大阪府生まれ。元武蔵野美術大学 教授。
1973 年武蔵野美術大学造形学部産業デ ザイン学科工芸工業デザイン専攻卒業。 1975 年東京藝術大学大学院 美術研究科 漆芸専攻修了後に漆芸家の野田行作に師 事。1977 年に独立し、木漆工芸家として うつわ、家具、造形物まで木材をベースに 漆による自由な表現を行っています。退 任後は個人制作活動に精力的に取り組ま れています。