静かに壁に寄り添い、花を受け止めるためにつくられた、石原祥充さんの壁掛け花器です。
細長く伸びるかたちは、空間に過度な主張を与えることなく、自然と視線を縦に導きます。黒を基調とした表情の中に、土の粒子や焼成によるわずかな起伏が残り、近くで見るほどに、素材のぬくもりと奥行きが感じられます。
この花器には、つる性植物や、自然に垂れ下がる植物がよく似合います。細身の枝ものや茶花を一枝添えるだけでも、花と器の関係がすっと定まり、空間に静かなまとまりが生まれます。多くを生けずとも成立するのは、器そのものに確かな存在感があるからです。
裏面には、壁掛け用の仕立てが丁寧に施されており、展示としても安心してお使いいただけます。掛けたときの重心や収まりもよく、和室はもちろん、洋の空間にも自然に馴染みます。
この花器を手がけたのは、福岡県宮若市の山麓に工房を構える石原祥充さん。ご自身で築いた登り窯で、春と秋の年二回、薪を焚き、時間をかけて作品を焼成しています。彫刻を学んだ経験に裏打ちされた造形は、形の強さと余白の美しさを併せ持ち、使うほどに信頼感を深めていきます。
黒を基調とした土の表情があたたかく伝わる一作。花を主役にしながら、器としての「本物感」が空間を支えてくれます。
こちらは一点もの。写真の作品を、そのままお届けします。
日々の中で、花を活ける時間そのものを大切にしたい方におすすめしたい花器です。
【 ご購入時の注意 】
こちらは一点ものです。写真の作品をお送りいたします。
木箱・紙箱には入りません。あらかじめご了承ください。
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実際の色味と多少異なって見える場合がございます。
※ご購入前にご利用規約を必ずご確認の上ご購入お願いいたします。
※商品の交換、ご返品は一切お受けできません。
【 サイズ 】約W48mm × D38mm × H260mm 重量 約439g
【 素材 】 陶器
【 取り扱い 】 電子レンジ × 食器洗い洗浄機 × オーブン ×
作家について
YOSHIMITSU ISHIHARA 石原 祥充
福岡県宮若市の山麓で、ご自身でつくられた薪窯で作陶する。作品によっては地元の土を使って制作する。工房周辺の山や竹林を育て、薪を割り、鳥の声や風の音、季節の移り変わりをみつめながら春と秋の窯入れに向けて造形作品とうつわの世界を広げている。 彫刻を学んだ経験から生まれる立体的な表現は暮らしに心地よさをもたらせてくれる。うつわは伸びやかな曲線が魅力で、食卓であたたかな存在として使う人を楽しませてくれる。
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